
思わぬところから蜂がチクリッ!~蜂の巣ごもり~
洗濯したばかりの服を着たらチクリッ!
こんな蜂の被害が、11月に集中していることが東京消防庁の調査で明らかになりました。
蜂は寒さをしのぐために巣ごもりする習性があるため、洗濯物や布団に潜むことがあるんだそうです。
統計だと11月は蜂の被害の4分の1を占めてるんだそう。
蜂に刺されたときの症状
蜂に刺されたときの症状には、刺された場所のまわりにだけ現れる局所症状と、
体中に出る全身症状とがあるので、症状をよく観察して直ちに緊急処置を行うことが重要です。
軽い全身症状では、顔や体が酒を飲んだ時のように赤くなり、全身にかゆみが
起こり、なんとなくだるい、苦しいといった症状が。
中ぐらいの全身症状では、軽い全身症状に加えて、喉がつまったような感じがして
胸苦しくなったり、口が渇き、口のなかがしびれたような感じがします。
また、腹痛、下痢、吐き気を起こしたり、さらに頭痛、目まいがしたり、全身がむくんだりします。
重症症状では、息をするのも苦しくなり、物を呑み込めなくなり、声がしわがれて、全身の力が抜け、
その場にうずくまってしまいます。
また、目が見えなくなったり耳が聞こえなくなったりして、意識がはっきりしなくなったりしますので、
一刻を争って緊急処置をとらなければ、命に関わる危険があります。
蜂に刺されたときの処置
- 刺された場所から離れ、木陰や冷たい水の流れている沢の付近に退避し、
刺されているところをきれいな水で洗います。 - 赤く腫れはじめたところに、抗ヒスタミン軟膏を塗ります。
- 手や足を刺された場合は、心臓に近い方を止血ゴム管等でしばります。
ただし数分間隔でゆるめます。 - 初期症状として、発疹、流涙、せき、嘔吐、下痢等の症状が見られる場合は、
一刻も早く医師の手当てを受けるようにします。
インフルエンザにご注意ください!【第1回】
インフルエンザの症状は風邪ととてもよく似た症状ですが、風邪とは違い、
インフルエンザウイルスの感染によっておこる病気なのです。
おそらく風邪だろうと、甘く見ていると死に至る可能性もある、実はとっても怖い病気なのです!
インフルエンザと風邪の違い
風邪 | インフルエンザ | |
---|---|---|
症状の現れ方 | 局所(のど・鼻) | 全身 |
進行 | ゆるやか | 急激 |
発熱 | ないか、37~38度くらい | 40度前後 |
鼻水 | ひき始めに出る | 後から続く |
せき | 軽い | 強い |
頭・関節・筋肉痛 | 軽い | 強い |
寒気 | 軽い | 強い |
インフルエンザは風邪と比べて、症状が重く、全身症状も現れます。
また、潜伏期間が短く感染力が強いことも特徴で、毎年、流行期の12月
下旬から3月上旬にかけて、インフルエンザにかかってしまう人が多い
のです。
流行期(例年12月下旬~3月上旬)に上に書いたような症状があった場合は、インフルエンザの可能性が高いと考えられます。
症状の持続期間は、通常2~3日だが、場合によっては5日を超えることも
あります。
また、赤ちゃんにとってはインフルエンザは、非常に負担になり、脱水症状を起こしたり、
体力も低下し、げっそり痩せてしまうこともあります。
小児や高齢者、呼吸器系や心臓に病気を持っている方がインフルエンザに罹患すると
合併症を併発する可能性もありますので、特に注意が必要と言えますね。
特に注意が必要なのは、乳幼児がインフルエンザにかかった場合、脳炎や脳症を併発する
事もあります。
次回は、インフルエンザの予防についてお話します。